こどもの便秘に気づく症状・サインについて

いち早くお子さんの便秘に気付くために、子どもの便秘の主な症状を教えます。医師に相談する前に確認しておくポイントもレクチャー。

監修　学校法人神戸学園理事・校長　中野美和子先生

うちの子の症状って便秘？

お子さんのこんな症状をみかけたことありませんか？
次の症状がみられる場合には便秘かもしれません。まず、保護者の方がその症状に気付いてあげることが大切です。

ウンチをするのを嫌がる、がまんする

ねっとりしたウンチが少しずつまたはかたまりで出る

トイレを嫌がる、トイレでなくオムツにウンチをする

おならの回数が多い、においが強い、大人のようなにおいのおならをする

いつの間にか下着が汚れている

不機嫌、元気がない
熱や病気ではないのに、食欲がない

お子さんの症状から便秘かもと思ったら、まずかかりつけの先生や最寄りの小児科に相談しましょう。

相談する際には、「便秘のお悩み相談カード」を使って、医師に相談してみましょう。

医師に相談する前に
確認しておくポイント

お子さんの便の形状を確認しましょう。
「硬くコロコロしている便」から「水のような便」までどの形状に近いでしょうか。

お子さんの排便時の症状をお子さんと話してみましょう。お子さんは症状を具体的に言えないこともあるので、保護者の方が排便の様子を見ることも大切です。

ひどい便秘でお困りの方は、病院で受診するのがおすすめです。
医師による適した治療を受けることが、便秘を解消する一歩になります。

監修

学校法人神戸学園理事・校長

中野美和子先生

慶応義塾大学病院、国立小児病院（現：国立成育医療研究センター）などを経て、さいたま市立病院小児外科部長。昨年退職し、現在は非常勤で外来を行っている。排便障害を持つ外科疾患の排便管理と合わせ、一般の小児慢性機能性便秘症、特に難治例の治療に携わる。
※2023年6月現在の情報です。

記事をシェアする